6月15日、香港の13th Fresh Wave International Short Film Festivalがワールドプレミアとなりました。
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上映後の舞台挨拶で佐藤快磨監督は、「内面だけでなく、(リハビリという)外側の部分も役者さんと作っていく映画を制作したのは初めてだった。周りで本物の患者さんとセラピストさんたちがリハビリをやっているという環境で撮影したのが良かった。」と話しました。
別会場でのFace-to-Face with Takuma Satoでは、「患者もセラピストも話せるからといって本音を言えるのか。本作では、話せる中でのディスコミュニケーションも描きました。」と話し、また「1年間リハビリ病院で取材をして、実際に歩けなくなった方々を目の前にして、僕達は足を使って本当の意味で歩けているのかと思いました。タイトルの『歩けない僕らは』は、それぞれのキャラクターが本当に歩けているのかという意味です。」と説明しました。
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「映画とは、何かを本気で疑っていいと思っています。取材した1年目のセラピストさんが、悔しかった患者さんとのエピソードを涙ながらに話して下さり、どうして泣けたんだろうというのを想像して、自分が信じられるものはあるかを探していきました」と脚本執筆の工程を話しました。
インタビュアーから、宇野愛海さんの見せ場のシーンについて質問があり、監督は、「宇野さんは、感受性が豊かで感情が表に出てきやすい。僕が指示したのではないのですが、宇野さんと細川岳さんは、撮影前に一緒にバッティングセンターに行くなど関係性を作ってくれていました。あのシーンは2人の努力の賜物です。」と話しました。
観客からの質問には、「この映画は、気持ちよく終わるというのは何か違うんじゃないかと違和感を感じ始めて。セラピストさんたちに取材すると、皆さん答えがない中、葛藤を抱えながら、でもセラピストという仕事にやり甲斐を感じて日々過ごしている。この映画もそれを反映した終わり方にした」と回答。
「取材中に、セラピストさんが言った『歩けるようになるのではなく、歩いて何をするかが大事』という言葉は患者さんについて言ったものだけれど、歩ける自分たちもそうだと思った。病院という舞台を飛び越え、歩ける私たちが何ができるかを観客の皆さんと考えられないかという願いを込めています。」と想いを語りました。
観客の方に感想を書いていただきました!
「内容は期待以上でした」
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「本物の人間らしさ。
観客と登場人物たちに対して誠実。
更なる協力の価値がある!」
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「観客を感動し続けて下さい。頑張って!」
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