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落合モトキ コメント

 

 

 『歩けない僕らは』の台本をいただいたのは撮影に入る約1ヶ月前でした。

 僕の演じる柘植は30代で左半身麻痺を患う役でして、健常者の自分とはかけ離れてるものがあり、1回読んだ時は「今の自分にできるだろうか?」という考えが浮かんだというのが事実です。

 

 監督やプロデューサーから「今度またリハビリ施設に行くので、来てみてください」と言われ、今回のロケ地になった"リハビリテーション花の舎病院"に初めて伺うことができました。

 そこには若い方からお年寄りまで幅広い年齢層の患者さんがセラピストの方々とマンツーマンでリハビリをしていました。

 本物の現場の空気を感じられたのは、この役を演じるにあたってとてもためになる事でした。

 

 監督は僕と歳が1つしか変わらず、近い距離感で考えを話し合いながら現場が進んで行きました。

 

 この『歩けない僕らは』は、素敵な役者の方々が出演されているし、誰かの心に残る作品だと思うので、多くの人に観ていただけたらと思います。

 よろしくお願いします。